2008年10月08日

2008年10月08日の情報ページです。
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ケースシラー住宅価格指数の全都市分のデータをグラフ化してみた。
2000年1月の住宅価格を100としたときの各都市の上下動を見ることができる。
マイアミとロサンジェルスが飛び抜けており
各都市の最高値は2006年12月のマイアミで280.87、約3倍まで跳ね上がっている
次点が2006年9月のロサンジェルスで273.94だ。
逆に100以下は
2008年5月のデトロイトで92.61

このグラフからデータだけで見ると
サンフランシスコで2000年1月から急激に伸び上がり
2001年4月に134.38と3割以上の小バブルが出現した。
この時をピークにサンフランシスコはいったん落ち着くが、
米全土に住宅バブルが始まり、ボストン、サンディエゴが続き全米に波及、
もう止められなくなっていく。

一カ所だけ過熱が起こり、全体に波及していくのは
通常のバブル生成のおきまりの手順なのだろうか?

昔、ドイツのヒットラーが、ある地方選挙に集中して資金を投入して大勝利を果たした。
この大躍進をマスコミが報道し、ヒットラー率いる政党が、
ドイツ全土を席巻し熱風がきた、というように煽り、
ついにはヒットラー率いる政党が第一党まで登りつめるきっかけとなった話に似ている。

人の欲望を制御しようと働きかけ、それが成功する(してしまうと)
最後は制御不能に陥るまで暴走するのは世の常だというのはあまりにも悲しい。
人間に全く進歩がないという話になってしまう。

しかし、今回のバブル崩壊の道のりは
ソ連が崩壊して冷戦が終わり軍やNASAにいた優秀な理系の人材が金融街に流れたこと、
ノンリスコローンを利用して、信用度の低い人でも金を貸し出してしまったこと。
無職の人でも書類を偽造して年収があるように見させて無理矢理住宅を買わせてしまったこと、
アメリカでは住宅の借り換えは一生のうち4,5回するという流動性があったこと、
金融の3大革命の発明、デリバティブ、証券化、レバレッジの三つががっちりかみ合ったこと
金融工学の飛躍的に発達したこと。
インターネットで世界の距離が縮まったこと
CDSが発明されたこと。
CDSがバブル崩壊時に不良債権をキーワードに政府の管理外の莫大な借金が生まれたこと。
何かが悪いから今金融不安がおってるわけじゃない、
時代の流れから必然的に起こったバブルの崩壊だ。

今までと同じバブル崩壊なら、過去の経験から制御を行えるはずだったし、実際できただろう。
しかし今回の金融崩壊は人類がまた新たに目にするバブル崩壊だった。
実際不良債権化した仕組み債は実態を読み解くことが難しく、
相対取引によって全体像もつかみにくい、
会計ルールを変えて、時価会計を放棄してしまい、決算発表も信用できない。
またSIVなどの飛ばしを行って仕組み債を簿外債務にしている可能性もある。
生き残ることに必死なウォール街が政府の行動予測よりも斜め上に行く可能性は高いのではないか?

だがそれでも金融安定化法案を武器に戦うしかない。


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